概要

概要

サステナビリティ・リンク・ローンとは、Loan Market Association等が策定した「サステナビリティ・リンク・ローン原則(SLLP)」及び環境省が策定した「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン(環境省ガイドライン)」に基づき、借入人のサステナビリティ戦略と整合した目標(サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット/SPTs)の達成状況と融資条件を連動させるインセンティブを付けることで、借入人及び社会の持続可能な成長を企図するファイナンス手法です。SLLP及び環境省ガイドラインに基づき、「サステナビリティ・リンク・ローン」を標榜する際は、①KPIsの選定、②SPTsの設定と借入人のサステナビリティの改善度合の測定、③ローンの特性、④レポーティング、⑤検証という大きく分けて5つの観点から要件を満たす必要があります。

DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンでは、貸付人であるDBJとの「対話」を通じて、お客さまのサステナビリティ経営の高度化を動機付ける最適なSPTsの設定と、SPTsとして掲げた目標の達成に向けたご支援をします。
お客さまには、当行との対話プロセスを通じたサステナビリティへの取り組みの見える化や、サステナビリティ・リンク・ローンの組成によるPR効果等のメリットがあります。

SPTsの選定やレビュー等のプロセスにおいては、営業・財務審査等を行う部署から独立した組織であるサステナブルソリューション部が担当します。サステナブルソリューション部は、1000件以上になるサステナビリティ評価認証融資の実績の中でお客さまと非財務面に関する対話を実施し、今日に至るまで、国際的な動向や最新知識の情報収集により、サステナビリティに関する知見を継続的に蓄積してきました。
なお、レビューの方法は、外部機関へ委託する方法と、借入人が自己評価を行う「内部レビュー」と呼ばれる方法があります。お客さまが内部レビューを選択された場合には、サステナブルソリューション部にて複数回の対話を重ねた上で、各原則・ガイドラインへの適合性の確認結果を「対話報告書」としてまとめ、お客さまへご提供することで、貸付人として内部レビューの伴走を行います。

融資期間に亘る継続的なサスティナビリティ分野のご支援